慶應義塾大学&ジョージタウン大学(Georgetown University) 合格体験記

Georgetown University(GU)
ジョージタウン大学/アメリカ・ワシントンD.C.

清水優紀さん(女性)
白百合学園高等学校 2013年3月 卒業

米国を目指したきっかけ

私は中学に入った頃から東京大学を目指し、学校の勉強をこなした後はほぼ毎日塾に通うという、一般的な受験生としての生活を送っていました。しかし、なぜ東京大学を志望するのか、東京大学に入ってからどうするのかなどは、まったく考えていませんでした。そのような自分に疑問を感じていた高校2年の終わり頃、名門リベラルアーツカレッジの1つ、ヴァッサー大学の学生の方と話す機会がありました。日本の大学とは全然違う規模や環境、リソースの豊富さは、私にとってはその時に漠然と目指していた東京大学よりもずっと魅力的に感じました。受験まで残り丸1年。ここで進路変更をすることは明らかにリスキーでした。しかし、一度見てしまった世界に入らずにはいられないという思いが強くなり、思い切って進路変更をすることに決めました。

日米併願について

米国の大学受験では、1月上旬にすべての大学の出願を終え、1月中旬から3月にかけて、一部の大学では卒業生と面接を行います。その頃、周りの友人のセンター試験や二次試験が始まる中、私は高校を卒業してから大学に入る8月までのギャップタームに何をして過ごそうかと考えていました。米国での勉強に備えて、基本的な学問的知識を身につけたい、そして、人間関係を広げて一時帰国した時に会える友人が増えれば、自分の米国での変化や立ち位置を知ることができる、と思い、急遽、慶應義塾大学経済学部を受験することにしました。たった2週間しか受験の準備期間がない突然の決断でしたが、高校2年までの受験勉強で力を入れていた数学や、SATとTOEFLで培った英語力で無事合格することができました。また、慶應義塾大学合格時にTOEFL iBTで90点に達していたので、フランスを代表するグランゼコールの1つであるパリ政治学院(Sciences Po)に2年間、慶應義塾大学在学中に留学し、両校の修了要件を満たすことにより、卒業時に2つの学位を取得できる、数名のみが参加できるプログラムにも合格しました。

合格までの道のり

高校3年生になるのと同時にigsZに入塾したため、受験準備期間はちょうど1年間でした。4月から夏まではTOEFL、夏休みはSATに集中、そして夏の終わりから出願締め切りの1月1日までエッセイを書き続けました。

TOEFLはigsZに入る直前に受けた点数が120点満点中80点でした。学部留学の一般的な基準となる100点を目指し、勉強を開始しました。リーディングとライティングは、日本の受験勉強でほぼカバーできていたのですが、リスニングとスピーキングが一向に伸びず、とても苦労しました。100点まであと少しになっていた頃は、道を歩く時も人目を気にせずにリスニング教材を聞きながらぶつぶつシャドーイングをしていたのを覚えています。

夏休みはigsZにこもってSAT漬けでしたが、勉強以外の刺激もとても多かったです。毎日朝7時半から夕方5時まで、日本だけでなく米国や英国のトップスクールに通う学生や、日本国内のインターナショナルスクールに通う学生が集まった不思議な場で、SATの過去問を解いていました。自分が今まで見たことのない環境で育った高校生と共に過ごすことが大きな刺激となりましたし、米国の大学受験に関する情報共有の場としても非常に役立ちました。何よりも、英語を母語としない学生が自分だけだったので、夏休み前まではほとんど英語を話せなかったのが、夏休み明けには日常会話は少しできるようになり、発音も上達しました。環境としてSAT特訓はとても楽しい場でしたが、やはりテスト自体では大変苦労しました。リーディングはTOEFLや日本の大学受験とは比べものにならないぐらい膨大な量で、かつ難解な単語を含む文章を短時間で読み、日本の大学受験で言う現代文のような問題を解かなくてはいけませんでした。私にとってはSAT特訓が一番の壁でした。ライティングのエッセイに関しては、igsZにインターンとして来日していたハーバード大学の学生に指導してもらいました。世界トップレベルの教育を受けている学生の採点は厳しく、時には悔しい思いもしましたが、彼女と大学について話すことは自分の受験へのモチベーションアップにも繋がりました。

エッセイを書き始めてからは、毎日新しいエッセイを書いては学院長に採点してもらうことを繰り返し、12月31日の夜中にすべてのアプリケーションを提出しました。年明けには大学ごとの面接を経て、3月終わりにジョージタウン大学、バーナード女子大学、スミス大学、コネティカット大学、オクシデンタル大学、ドレクセル大学、フィリップス・エクセター・アカデミー(ボーディングスクール)、そして慶應義塾大学から合格を頂きました。この1年してきたことのどれか1つでも欠けていたら、この8校からの合格はなかったと思っています。

準備で役立ったこと

igsZでのリーダーシップの授業では、私にとって重要な思考の軸を形成することができました。これは出願用のエッセイを書いていく中で大きな助けとなりました。例えば、授業で「自由と平等」をテーマに、ミルやカント、トクヴィルの文章を読んだうえで議論をした時、無意識のうちに自分は自由に重きを置いているのだと気がつきました。その後、経済についての授業ではハイエクやケインズの文章を読み、古典的自由主義に惹かれ、自由という自分の価値観を確固たるものにしました。米 国の大学に提出するエッセイは、成績などのデータでは表すことのできない自分について大学側にアピールする場であるため、自分がどうしても譲れない大事なものや価値観をもつことは非常に重要なことだと実感しました。

今後について

将来のことは正直なところまだあまり考えていません。大企業に勤めて後々は起業したいと漠然と思ってはいますが、それがどのような業種なのか、それ以前に大学では何を専門に勉強したいかもまだはっきりとはしていないのです。今は慶應義塾大学の経済学部に通っていますが、経済以外の一般教養科目でも興味のあるものがたくさんあります。専攻を大学2年まで決めなくてよいという点も米国の大学のメリットだと思うので、ジョージタウン大学に通い始めたらこれを有効活用して本当に学びたいことを突き詰めていくつもりです。卒業してからは、4年間勉強してきたことがうまく活かせて、かつ人のためにも自分の成長のためにもなる仕事に就ければと思っています。

皆さんへ

少しでも海外進学に興味をもたれているのであれば、日本と米国の大学どちらが自分に適しているのか、またどちらか一方だけなのか両方とも受験するのかを吟味してから、思い切ってチャレンジしてほしいです。私自身、米国への進学を決めたのが受験直前だったため、周囲には反対されました。しかし、常に周りを説得できるように、また結果が出せるように努力を心がけてきたつもりです。1年経って、それが目に見える「合格」という形で返ってきたのだと感じています。今自分がどのような段階にあっても、何かに興味をもち、それを行うことが可能であるならば、多少のリスクは覚悟で手を伸ばしてみるべきだと思います。ぜひ、頑張ってください。

Georgetown University(ジョージタウン大学)について

清水優紀さん(女性)//白百合学園高等学校 2013年3月 卒業


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