高3生のSAT/TOEFL

それでは前回の続き、SAT/TOEFLについて書いていきたいと思います。

前回の最後の方で「テストスコアでの多少のディスアドバンテージはエッセーで十分に挽回可能」と言いましたが、でもディスアドバンテージはないに越したことはないですよね?その方がエッセーの良さもさらに生きて、審査官が採用を躊躇う理由をなくすことができますから。

今回はあくまで高三生向けということで、後2ヶ月もないというところを前提に話を進めていきたいと思います。

二ヶ月、というとすごく短く感じますか?それとも余裕?

二ヶ月もあれば充分だ、という人はここからの内容は読み飛ばしてください。ですが実際には二ヶ月前ともなるとナーバスになってくる人も少なくないのではないでしょうか。

確かになにもかもを一からやり直すには短すぎる時間ではあります。しかしながら実際には英語うまくないのにSATもTOEFLも満点、なんていう中国人の学生は珍しくないように、試験である以上は特別に対策すれば点数を伸ばすことは可能です。

まずSATについて言いますと、Reading / Math / WritingのうちMathは750は最低でも欲しいところです。日本の高校生なら、文章さえしっかり理解できていれば800も全く難しいものではありません。なのでいかに英語のセクションを伸ばしていくかというところが鍵になりますが、この時期にやることとしてはボキャブラリーに並行して文法→作文→リーディングの順に進めていくことをお勧めします。

ボキャブラリーに関しては、1日2日でできるものでは到底ないのに加えて、単語がわからなければ問題文すら読めない、というケースがあるので、これは地道に毎日やっていく必要があります。といっても、1日に10単語覚えるとして、まだ60日ありますから600語くらいは十分に増やしていけるでしょう。

それ以外の部分については、点数のつまみ食いがしやすい順番に並べてあります。実はライティングの文法セクションは、出てくる問題のパターンが基本的に決まっています。もちろん中にはネイティブですら苦労するようなものもありますが、正答率8割〜9割くらいまでは、パターンで押し切ることができると思います。よくあるのは「三人称単数現在」の “s” が抜けているパターンですとか、時制が一致していないですとか、以外と日本の大学受験でも出てくるようなものです。こういったパターンの数を増やしていって、もし当てはまらないものが出てきたら「誤り無し」を選択していっていいと思います。もちろんパターンの数が少ない段階では危険ですが、間違いがないものも一定数含まれているので、そこを落とさず取っていくためにも勇気を出して「誤り無し」を選ぶことも必要になってきます。

次に作文ですが、これは日頃からネタを用意しておくことが非常に大きな助けになります。例えば新聞の一面の記事を読んでそれについて思うことを簡単に自分の頭の中に貯めておくだけで、いざ本番で書き始めたときに非常に役に立ちます。少しは考える時間のあるTOEFLと違ってSATは時間との勝負なので、それっぽいことを短時間に言えるようにしておくことが大切です。ちなみに僕自身は週3回NY Timesの一面の記事をネタに、SATと同じ形式で文章を書いて学校のネイティブの先生に見てもらっていました。その結果、10月には6/12だったスコアが12月には9/12まで伸ばすことができて、その先生には今でも感謝しています。ネイティブの先生方も、話しに行く生徒が少なく寂しいと感じている方もいらっしゃるようなので、そういった意味でも是非やってみてはいかがでしょうか。

最後にリーディングですが、これについてはスキムリーディングを練習していくのが一番いいかと思います。二ヶ月で読む速度を二倍にしろなんて言われても、僕自身日本語でもできる気がしないです (笑) なのでパラグラフの最初と最後をすくって「このパラグラフはどんな内容なのか」だけを汲み取り、問題文の求めに応じて必要ならば熟読する、という方式の方が効果的かと思います。実際、半分くらいのパラグラフは内容を問われないケースもありますので、それらに割く時間を削って読むべき部分だけ読むようにしましょう。また、わからない単語があるとそこでスタックして時間を食われますので、最初に挙げたボキャブラリーの増強は非常に大切です。

……とここまで長々と書いてきましたが、ネイティブスピーカーでも苦労するのがSATです。日本のセンター試験(国語)をアメリカ人に受けさせているのと似たようなものです。このあたりの苦労はアドミッション側も考慮してくれますので、試験で難しい問題が来ても落ち着いてパニックを起こさないことが一番大事です。落ち着いて読めば意外と解けてくるものです。

TOEFLについては次の機会に、リクエストがあれば書きたいと思います!

長い文章、お付き合いくださりありがとうございました。
頑張れ、高三生!